2011年4月7日木曜日

規制値とは

政府(というか官邸)が放射線の被爆基準値を上げる検討をしている。官邸(枝野官房長官)が「基準値上げましたから大丈夫です。お戻りください」と言って素直に信じる人がいるだろうか。基準値を引き上げる根拠は御用学者達に押し付けるのだろう。先の短い年寄り学者・専門家が判断したことに押し付けるのだろう。現在,国の法律で制定された様々な規制値の中でも放射線に関してはかなり推考して決められたはずである。様々な資料,海外の基準との比較をもとに安全基準を制定したのである。基準値の制定に携わった人たちは,「こんな軽々しく引き上げられる基準値ではない」と憤慨するだろう。それなりに根拠と自信を持って安全と判断できる値を基準値として制定したはずである。こんなことが許されるなら,国の定めた規則,規制などをきちんと守らなければならないという国民意識は崩壊するに違いない。政府と原子力保安院,東京電力,マスコミは協力しあって,国民を危険に晒し,国家の威信を国内外にわたって失墜させているのである。
クリントン国務長官が来日するそうであるが,原発事故を収束できない日本政府のケツを蹴りあげにくるのだろう。福島原発を米軍に占領してもらったほうが早くケリがつくに違いない。

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