2011年4月4日月曜日

地震,原発,火事,津波

かつて,昔の人は怖いものとして「地震,雷,火事,親父」と言った。今なら「地震,原発,火事,津波」というべきところだろう。今回の震災ではドミノ式に「地震→津波→原発事故(火事)」という順序で元凶は地震である。日本は地震の多いところというのは常識だろう。私も震度5以上の地震は5回ほど経験している。
地震が恐ろしいところは何時来るか分からないことだろう。今回の東日本大震災(気象庁は東北地方太平洋沖地震と称しているが)では,全く予測が出来なかった。後から言ってもどうしようもないのだが,気象庁の記録を見ると3月9日から三陸沖,宮城沖の地震が異常に増えていた。困難なことではあるが,地震の観測とデーターの分析手法次第では一部の地震は数日以前に予測ができるのではないかと思う。
来る来ると言いながらなかなか発生しない東海沖地震の観測・予測体制は全国的に整備すべきだ。昔から対策や観測に膨大な予算を使いながら発生しない東海沖地震をみていると政治利権のためにやっているんじゃないかと思いたくなってしまう。
緊急地震速報にしても巨大地震の震源となる太平洋沖海底に地震計を多数配置しないとあまり効果がないものだと思うのだが,海底地震計を配置しているのは一部の地域だけであり,データーは一元化されていないようである。
気候変動予測やCO2抑制にかけているお金を地震観測・予知に振り向けてほしいものだ。10年,20年では制度の高い予測は無理でも,100年後には予測が可能になると思うのだが。「30年以内にマグニチュード7以上の地震が発生する確率が80%・・・」なんて全く実用性のない予測出されても役には立たない。

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