2011年4月3日日曜日

電気自動車

先日,テレビ東京(北海道ではTVH)のワールド・ビジネス・サテライトでシムドライブというベンチャー企業の電気自動車の紹介を見た。多分,この車が現段階で電気自動車としての実用技術がほとんど取り入れられており,かつシンプルである。電気自動車の場合,車輪ホイールにモーターを組み込むべきなのだが,日産リーフも三菱i-MiEVもエンジンの位置にモーターが据え付けられている。まだ,既存の燃料エンジン自動車の延長上から抜けられないのだ。車を作ってきた概念にとらわれない人間からみると電気自動車を作る場合,タイヤホイール自体をモーターにしてしまうのが合理的であり,既に実用技術は確立している。私の考えでは,4輪ともモーター組み込みホイールにしてしまい,各ホイールの回転数を個別に制御することにより,今までの自動車には無かった操舵性能を作る事ができるはずだ。高速での車線変更やカーブでは安定性が向上することは間違いない。また,ハンドル操作も機械的に連結するのではなく,ハンドルの回転を電気信号に変え,コンピュータ処理をして舵輪を動かすことにより安全性が向上する。ここまでやるとコストがかなりかかる話になるので実用車に応用するのはまだ先だと思うが,現在の技術で実現できるはずだ。そう考えるとハイブリッド自動車も販売している電気自動車も過渡的な製品で技術的に古くさく感じてしまう。また,電気スクーターが販売されているようだが,自動二輪車も電気自動二輪になると前輪にモーターを組み込むことができるのでカーブを曲がるときの安定性が良くなるはずである。
しかし,北海道に住む見にとって暖房がどうなっているのか心配だ。白金カイロの大きいものを積むのかな,エタノールが燃料で。バッテリーの電力で車内を暖めるのは,どう考えても不効率だ。

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