2011年3月31日木曜日

蛍光灯を買うときは

昨年,家の蛍光灯を買い換えるのに電器店に行ったところ,買おうと思っていた直管20W型インバーター点灯式の天井直付蛍光灯が店に置いてなくて4件ほど回ってようやく見つけた。何で今どき直管の20W型蛍光灯にこだわるのかと言うと,蛍光管が安いからである。また,環状や折り曲げたコンパクト管に較べ寿命も1~2割長い。インバーター点灯式にこだわるのは効率が良いことと蛍光管の寿命が長くなるからだ。メーカーは蛍光管の定格寿命を点灯方式によって差をつけていないが,私の経験上,グロー管点灯方式に較べインバーター点灯方式のほうが30~50%は蛍光管の寿命が長くなると感じている。正確に比較して測ったことは無いが,長年,電気設備の設計・管理をしてきた経験上間違いない。
今は,住宅用の天井直付照明(シーリングライト)は丸いものが主流で中に入っている蛍光管も環状のものが使われている。住宅を建てたり,マンションを購入するとき照明器具は買主が選ぶのが一般的かと思うが,皆,照明器具の外観と適用畳数で決めてしまい,入居したときは良いが蛍光管が切れて交換するときに3本くらい買っただけで1万円くらいかかってしまい,住宅ローンを払う身に余計な出費を要求するのである。
困ったことに日本の主要メーカーの居間用住宅照明器具は,ほとんどツインサークル管という高価な蛍光管が主流である。20W直管の照明器具を選ぼうとすると,デザインがダサかったり,グロー点灯式のものしかなかったりするのが現状である。私は高い蛍光管を買わせて儲けようとするメーカーの陰謀だと思っている。
また,ツインサークル管だと80Wでも1本しか使っていないため,それが切れたら真っ暗である。20W直管だと4本使うため,4本同時に切れることはない。1本切れたとことろで4本買ってくれば良いのである。また,省エネするにも装着する管を減らせば良いだけで手軽で経済的である。
それとインバーター点灯方式では結構素子の不良や劣化による不点灯があり,この場合,素人では判断が付きづらい。インバーター不良のモニターサインを付けてくれれば良いのにと思うのだが,メーカーは付ける気は無さそうである。たいがいは,蛍光灯が点かなくなり,3000円~4000円するツインサークル管を買って交換しましたが点きません。家電店に連絡したら修理より買い換えたほうが安いとのことになり,新しい照明器具+ランプで余計な出費を重ねる結果になるのである。
私の持論は,本当の省エネとは,イニシャルコスト+ランニングコストが安くつくことだと信じているので,この持論に基づくと,照明器具は直管20型(オフィス等では40W型)のインバーター点灯式が一番省エネになる。

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