2011年3月27日日曜日

地球温暖化CO2原因説の崩壊(2)

地球の気温変動の原因については色々な説が唱えられてきた。
①太陽の黒点活動,太陽の輻射エネルギーの増減。
②火山活動によるエアロゾルの増減。
③海流の変化・海水温の変化。
これらの仮説については合致する時期とそうとも言えない時期もあり,①~③以外の原因も加えかなり複合的なメカニズムになっているのだと思う。地球シミュレータによる温暖化予測結果が信用できないのは,気候に影響を与える宇宙から海底までの要因を全て取り入れ,それぞれの関連を数式化し計算する手法が確立しているとは思えないからである。シミュレーションを行なうための関数式を作るためには,実際の観測と予想理論の組み合わせが必要なはずである。
日本において気象観測が始まったのは明治に入ってからであり,東京気象台が設置されてからまだ,150年に達していなのである。アメダス観測網が運用されてから33年しか経っていない。海洋観測については地上観測の比ではないだろう。私が考えるには気象観測地点を地球上にメッシュ状に設置し(海洋上も)100年ぐらい観測をしなければ長期の気象変動予測計算手法は確立しないのではないかと思う。
IPCCの報告に追随するように温暖化予測を唱えた研究者もトーンを下げ始めているようである。巨額の研究費を使い温暖化すると発表した研究者たちの今後の発言を窺っていきたい。
昨年末「不機嫌な太陽(The cilling stars)」という本を読んだ。地球の気候変動は主に太陽の活動と銀河系恒星から地球に降ってくる宇宙線の影響によるという内容だった。これが事実だとすると画期的な内容である。ウィキペディアの日本語ページでは否定的な解説がされているが,私としてはCO2が地球を温暖化するという理論より,理論的に納得のいく内容だった。今後,検証観測・実験が進むと,CO2温暖化を唱えた科学者たちは,どうするのだろう。冷えてしまう(chilling)のは,CO2温暖化を唱えた科学者たちのほうになっていくのではないか。

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